スポーツ面から面白いヒントも・・・
新聞は面白いですよ。新聞を読もうよと提唱する私ですが。スポーツ面は日経の囲み記事か、広告面しか読みませんが。5/13付・朝日新聞のスポーツ欄に掲載された「ユニクロ広告・ホールインワン」には思わず目が止まりました。
広告の仕事は多義に渡ります。企業のイメージを高めたり商品を紹介するために有名人を使います。その交渉や契約に携わるのも広告の仕事です。新聞記事には「世界一を目指せるゴルファーはいないか」とのユニクロの意向を受けたスポーツマネージメント会社(普通は広告会社が担当しますが)が・・・
昨年の11月。世界ランキング7位・・・ゴルフ界きっての「イケメン」豪州のアダムス・スコットプロに接触・・・本人の「カジュアルな服に興味がある」との感触を得て米国メジャー第一戦「マスターズ」に合わせて契約・・それが大当りでいきなり優勝。それもプレーオフで劇的な・・・
着ていたシャツの胸、右側がベンツ。左胸がユニクロの赤いロゴ。テレビ中継は世界100ヶ国以上で放送・・ユニクロが一躍世界に轟きました。岐阜はアパレルのメッカ、友人のデザイナーは「日本の衣料メーカーがついに世界を動かすようになったのは感無量」そんな感慨も聞こえました。
これほどタイミングがバッチリのアダム・スコットとの契約・・・「日本の企業と海外のスポーツ選手のニーズを掘り起こし結びつけたこと」「大手広告会社ではない会社が実現できたことに意味がある」とマネージメント会社はいう。広告会社もうかうかとはしてられませんが改めて広告の力を実感しました。
誰もが思うことですが。この一瞬のうちユニクロが世界に躍った・・その広告価値はいったい幾らに換算できるのだろう。その契約金は一体いくらなんだろう。広告関係者のみならず興味のあるところだと思います。
ゴルフ界ではあの石川遼プロ・・ヨネックスと4年契約。20億円といわれ、超大型新人今期からプロとなった松山英樹選手はダンロップ・スリクソンとの年契で3億円。5年で15億円とも言われています。で、アダム・スコット選手・・・あくまでも私の推定ですが・・・
マスターズの最終日に身に付けていたポロシャツ、パンツ、ベルト、肌着・・市販商品で合せて7,960円也だそうです・・・契約金・・単年度契約なら精々2から3千万円ぐらいじゃないかと思います。この優勝で、一気に価格はつり上がったと思いますが。でその広告価値となりますと全世界100ヶ国です。50億円は下らないでしょう。
だとしますと、ユニクロはとんでもない安い買い物をしたのではないかと思うのですが。間違ってたらお許しを。新聞のスポーツ面にも参考になる記事が掲載されるものです。新聞って、色々なことを考えさせてくれますよね。Goto
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