チノパン

高齢者は・・金曜日をカジュアルデーにしませんか。
六十路も折り返し点・・・大半の同級生がリタイア。まだまだ十二分に働ける連中ばかりだ思うのだが、何かに理屈をつけ・・・暇を持て余している。もったいない話だ。よくよく話を聞けば、膝が痛いとか、肝臓が悪いとか、手術の後遺症がとか、誰もがどこかに持病を抱えている。
どんな工作物でも、60年も70年も使えば傷むのは道理。人間もその例外ではない。修理、修繕、リフォームして騙し騙し、使うしかないのだが。リタイアした連中で気力もあり元気の良い奴には幾つかの特徴がある。その一つがお洒落である。
勿論、チャラチャラしたお洒落ではなく。シンプルなお洒落である。
今年は中高年にチノパンがブームだそうだが。チノパンとジーンズの区別もつかぬのだが、チノパンって、そもそもチノクロスという丈夫な綾織り綿布を素材に、米軍兵士の作業着として使用され、第二次大戦後、大学生が普段着として着用。カジュアルな装いに合うズボンとして普及したそうな。(9/2・読売)
同窓会。淡いグリーンで細身のチノパンに袖を折った格子柄の長袖のシャツを合わせ、薄手のジャケットを羽織って颯爽と現れた奴が、大手術から数週間も経っていないと聞いて、シンプルなお洒落は気力も充実させるのかと知った。「お洒落だなーぁ」と私。「もうひと頑張りさ」と笑った顔が印象的。
岐阜はアパレルの街。前知事時代だが、金曜日を「カジュアルデー」(前知事は梶原さんだからカジワラデーと揶揄)に決め、県職員にカジュアルなファッションで勤務を奨励したことがあった。それで県職員の仕事がはかどったかは定かでないが。お洒落をすると、元気が湧いてくるのは間違いないと思う。
高齢社会。消費増税や医療費負担増など、高齢者にとって暗い話が多いが。病院通いも良いが、一念発起で、ファッション雑誌でめくって、ブティックでも眺めてはどうだろうか。私は、ユニクロでも覗いて、チノパンと格子柄シャツでも買おうかと思っているのだが・・・
エッ・・・いつ、どこで履くんだ着るんだって・・・うぅ・・・ん。
金曜日をカジュアルデーにして。病院に修理、点検、リフォームに・・・行く時に・・・・Goto

コメント

  1. Goto より:

    オシャレって難しいモノですね。
    自然体で行きたいモノです。ユニクロは没個性ですかねぇ?車も衣服も住居も機能が一番と考える私の能力を超えています。でも、モノの哀れを知る文化人だとは思っていますが。Goto

  2. 藤掛 より:

    おしゃれって、おしゃれが、なんであるか、わかっている人がするもののようです。

  3. 通りすがり より:

    おしゃれと実用的とは違うと思います。ユニクロで、おしゃれをしようと思いコーデネートをして街を歩いていると、大衆迎合なので、あちこちでかぶります。その時心に不愉快感を感じなければ、良いのですが。一品物でおしゃれをしていると凄く優越感に浸れて気持ちも良いものです。ようは心の問題がおしゃれなのでしょうか。

  4. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    おしゃれの概念がよくわかりません。
    ユニクロの商品を身に付けると、なぜ、おしゃれではなく、大衆迎合なんでしょうか。昨冬、ヒートテックの下着のお陰で、寒さを凌ました。今夏、アダムスコットがゴルフ・マスターズで優勝。その際のパンツとシャツで、発汗作用が功を奏し、夏バテもせずラウンドできました。
    個性とは何でしょうか?Goto

  5. 藤掛 より:

    おしゃれをするなら、ユニクロと格子柄のシャツだけは、やめたほうがいいですよ。
    大衆迎合型、陳腐です。
    個性がない。おしゃれは、こせいです。
    そして教養がでます。