A作戦

国民が新聞全体に失望する事態にならぬよう・・・
「助さん、格さん、もうここらでいいでしょう」・・・勧善懲悪。ご存知、水戸黄門。水戸のご老公「納めの言葉」です。・・・鳴り止まない各マスコミの非難、その結果、インターネット上で元朝日新聞記者の勤務先や家族に対する「脅迫行為」まで書き込まれ・・・…
とんでもない事態にでもなれば・・・大変ことなります。朝日新聞は「慰安婦報道問題」について7人の弁護士や研究者、ジャーナリストで構成する第三者委員会を立ち上げ、初会合が開かれました。2ヶ月で結論を出すとのこと。「批判・非難」を休止して、待とうではありませんか。
「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい」(聖書)・・・朝日を批判するなら連載原稿は掲載しないと「言論封殺」された池上彰氏が週刊誌のコラムで批判に便乗する言論報道機関の態度を厳しく戒めています。
朝日の内部情報では、池上さんのコラム掲載を止めるように指示したのはトップ。編集担当に責任をかぶせたと聞きます。往生際が悪いと言わねばなりませんが・・・・
他にも・・「水に落ちた朝日」を叩けとばかり、朝日を批判し、自社の新聞を購読するように勧誘するチラシを大量に配布する新聞社まで現れました。日本一の発行部数を誇る新聞社がなんたる低俗か。新聞人としての矜恃はないのか。これでは、朝日と同じ穴の狢ではないか。
「A作戦」というそうです。報道の自由のために批判するのではなく「売らんかな」のために批判しています。池上さんは、「ここまでやると、新聞界全体に失望する読者を生みだす。活字大好き人間としては、新聞界、出版界全体の不利益になってしまう」と警鐘を鳴らします。
「新聞命」の私も全くその通りだと思います。
「もうここらでいいでしょう」・・・検証委員会の報告を待ちましょう。Goto

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