エイジレス社会

安倍一強政権・・官僚を注視していないと、政策が骨抜きにされてしまう。
どうもきな臭い背景が気になって仕方がない。
まず、政府が2020年、3歳から5歳児保育・幼児教育を
無償化とする方針を決めたこと。
なぜ、0歳児から2歳児には所得制限を付け無償化にしないのか疑問です。
ひょっとしたら。0歳から2歳までの保育料は3歳から5歳より高い。
所得制限を付ければ、十分の一の予算で済むからとのしたたかさが背景に・・・
そうであれば、消費税増税分の2兆円の財源でゆうに賄える。
でも現実は、所得制限すれば無償化の効果は半減してしまう。
この無償化は実態に則していない。政策の精神(少子化対策)が財源を理由に歪められている。
安倍内閣も財源となると財務官僚にコロコロにされてはいないか。きな臭い。
内閣府・高齢者対策の指針「高齢社会対策大綱」の骨子案を公表。
年齢で区別せず、意欲や能力に応じて生活できる「エイジレス社会」を目指すと・・・
如何にも、超高齢化社会への大きな方向性を示唆した感があるが・・・・
柱は65歳を越えても働ける環境を整備すること。
「高齢者の体力年齢は若くなっている」仕事意欲も高い。
多様な働き方に応じた公的年金制度の構築を盛り込んだと鼻息は荒い・・
でも味噌は、この公的年金制度の構築を盛り込んだところにある。
きな臭い。そうです。70歳を越えて働く人の受給開始年齢を
70歳よりも後にすることが主眼です。
年金制度の破綻が目に見えている。だから、受給年齢を引き上げる。
そのことが本来の目的であるのが、この「エイジレス社会」指針です。
私は定年を70歳にすべきであると考えているが・・・
その環境整備が、年金受給の引き上げとするのは、卑怯な発想ではないか。
この背景にも財務官僚の姿が見え隠れする。
一強政治の強みである思い切った政策の実現の裏側と申しますか・・
その中枢にちゃっかりと忍び込み・・財政コントロールをする・・
そのしたたかさに・・・国民よりも財政再建という本末転倒にきな臭さを覚える。
敢えて私は言いたい。米国の軍需産業を潤すだけの・・・
防衛ミサイルの購入に何千億もの無駄遣いこそ、身体を張って
節約すべきこそが財務官僚ではないのか・・
折角の「エイジレス社会」構想もよほど考えないと骨抜きにされてしまう。・・・Goto

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