アラン/ベルモンド

青春が蘇るぜ。世界は日本を待っているだってさ。
私は戦後民主主義の申し子のような時代に育ちました。
ですから国粋主義者ではありません・・・・三宅雪嶺が明治22年
世に問うた・・・「真善美日本人」に傾注したりはしませんが・・・
これだけ民主主義に名を借り、平等主義が悪弊となってはびこり、
弱者のために・・・と呪文を唱えれば全てが是認される時代です。
少数は少数として対処する方法を考え、全体化しなくても良いのでは・・
などと、いえば、まるで悪人、罪人扱いされるご時世です。
日本人が行き詰まりを感じ、日本が閉塞感に覆われているのは・・・
明治77年(1945年)以降、米国式民主主義が日本人の誇りと自信を
根こそぎ喪失させたからに違いない。
1921年(明治53年)から27年まで・・・駐日フランス大使だった
劇作家、詩人であったポール・クローデルは・・・
「私がどうしても滅びて欲しくない民族があります。それは日本人です」と
先の大戦時、戦火のパリで日本を評価して語ったそうです。
昨年、私の尊敬する友人が名古屋に美術館を開設しました。
幕末から明治に造られ欧米に輸出された日本の美術工芸品・・
フランスではジャポニズムと賞賛され・・・西欧を魅了した。
その品々を買い戻し展示している日本でも稀な美術館です。
彼の気概に敬意を表したい。
毎年のことでですが、(最近はめっきり力強さがなくなった)
新聞の正月広告を見るのは楽しい。特に出版社の広告、
一流のアドマンが腕によりを掛けての作品、紙面が踊ります。
取り分け、宝島社の見開き広告には、落ち目の出版業界に喝を入れる勢いがあります。
どうですか、今年のこの紙面(写真参照)・・・・「勝手にしやがれ」何度も観た・・
大好きな男優、憧れのスター・・・ジャン・ポール・ベルモンド84歳。
「日本よ、その深くて大きい精神性にも美意識にも、
私は誉れと友情を感じている。共に胸を張って進もうじゃないか」とエールを送ってくれる。
そして、私にそっくり(大笑い)。「太陽がいっぱい」のアラン・ドロン(82歳)が・・
こちらを見つめ「オイ、ジャポンは自信を持って世界をリードすればいいのに………
ジャポンが元気だとみんなが刺激を受けるよ。もちろん僕たちもね」と
ドロンが・・あのドロンが呼び掛けてくれています。
いくら米国の従属国だからって、米国の顔色ばかり伺ってないで、
世界は、日本を待っているんだ。縮こまってないで、
日本古来の「真善美」 を追求していこうぜ。Goto                   

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1/5毎日新聞

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