根拠がはっきりしないデータで振り回されるのは如何なモノか?
環境庁のクールビズは・・夏に男性からネクタイを解放した。
その成果は結構なモノで、ノーネクタイ用のシャツ需要が高まり、
「官製特需」でアパレル業界に涼風が吹いた・・・
その二番煎じでしょうか。スポーツ庁が「スニーカー通勤」を推奨している。
すわ・・ブームと百貨店などの紳士靴売場には様々なブランドのスニーカーが、
所狭しと並ぶ。生き馬の目を抜く・・・商売の世界です。
動きが速いのには驚くのですが・・・この話一体どこから?
その前に、昨年、経産省と財界の肝いりでスタートした・・・・
月末の金曜日は3時に仕事を打ち切り・・・・・
消費、飲食を増やそうとプレミアムフライデーがスタートしたのだが・・・
対象は東京の官庁街なのか、それとも大手企業がたち並ぶ、東京中心地の
サラリーマンを対象にしたデフレ対策なのか・・・ピンぼけ大臣が旗を振ったが、
誰も見向きもしない。全く浸透せず細々と続いている・・そんな
失敗「官製特需」狙いもあるのだろうが・・・
このスニーカー通勤ってどんな経緯からこうなっているのか?
そもそもが女性の話。働く女性の肌は水曜日の午後3時が最も疲れているそうな。
データの根拠は、英国の化粧品メーカーが2013年に働く女性の調査を行なったところ、
働く女性が最も老けて見えるのは水曜日の15時30分と判明したとの結果だと・・・・
どうも眉ツバの話ですが。働く女性3分の2は一週間のうち水曜日が
週末までに遠く、最もストレスを感じる曜日。
だから、水曜日にはヒールを脱ぎ捨て、身体の負担のないスニーカーで通勤しよう。
と呼び掛けたのが始まりとか。キャリアウーマンのストレス解消が出どころだと。
因みに。働く女性の話ではないのですが。こんなデータも
土日の休日でリズムが崩れ、月曜日に眠れない人は55%
その月曜の寝不足による肌のダメージ回復には48時間後の水曜まで影響が残る。
週末の飲酒により体がアルコールを分解し肌に表れるのは72時間後の水曜日。
そんなデータで、水曜は健康の日にすべきである。との理屈が・・・
水曜はスニーカーでの発想らしい。なんでそれが、男性のスニーカー通勤に変わり、
スポーツ庁が音頭をとるようになったのか?全く意味がわからない。
スニーカーの「官製特需」促進を狙うメーカーの陰謀ではないか・・・
それにしてもです。根拠のはっきりしない・・・働く女性を対象にしたと言う
外国のデータで、こんな簡単に振り回されて良いのか?
働く女性はそんないい加減ではない。もちろん、男性もです。Goto
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