蚊帳の外

東アジアに緊張が走っています。森友忖度問題、特別委員会でやって欲しいですねぇ。
情報化社会です。地球は益々小さくなっています。
裏側のニュースや出来事も瞬時に地球を駆け巡ります。
上空の衛星は地球上でのあらゆる動きを観察しています。
そんな高度な情報化社会・・・軍事社会・・・で、
北朝鮮の金委員長が、鉄路で中国北京を電撃訪問しました。
その情報って、日本政府、事前に承知していたのでしょうか?
両国が発表した後、安部首相は参院の予算委員会で
「報道は承知しており、政府として重大な関心を持って情報収集、
分析に努めている」と発言・・・事前に承知していたかどうかは明らかにしていない。
更に首相は「圧力を高めた結果、北朝鮮から話し合いを求めている状況だ。
国際社会が今後も一致団結して、圧力を強め、北朝鮮問題に取り組みたい」と強調した。
ホワイトハウスの報道官は「訪問の早い段階で中国政府から、北朝鮮の金委員長の
訪中について説明があった」その説明にはトランプ大統領に対する
習近平主席の個人的なメッセージが含まれていたという。中国側の米国への配慮であろう。
私の感覚では、米軍は金委員長の動きを察知していないハズはない。
問題はそのことを日本政府に伝えていたかどうかです。
ひょっとしたら「蚊帳の外」だったのではないか。
だとしたら、日米軍事同盟って、大丈夫なのか、疑わねばなるまい。
高度情報化社会です。世界はものすごいスピードで動いています。
中朝首脳会談が・・・例え日米を始めとする国際的な圧力の成果だとしても、
平昌冬季五輪での北朝鮮の動き、その後の南北首脳会談、米朝首脳会談の設定。
いずれも、日本政府が関与した形跡はないし、米国からの詳細な報告もない。
(報道で知る限りですから、私が知らないだけかも知れませんが)
来月、日米首脳会談がフロリダの大統領の別荘で行われるようですが、
米側の本題は北朝鮮の問題ではなく、対日貿易赤字の是正など、
日米間の貿易不均衡を中心に議論したい意向とのこと。
米国にとって、日本と北朝鮮の問題など眼中にはない。
日本との関係では米国ファーストが第一義・・・
日本は有事の最前線基地がある地域の認識で、従属国以上でも以下でもない。
そんな扱いではないだろうか。
北朝鮮は5月に予定されている米朝首脳会談に向け・・・・
「朝鮮半島の非核化」を前面に押し出し、究極の目的である・・韓国からの米軍撤退、
北主導の朝鮮半島の統一化に周到な策を練り準備を重ねているようにみえる。
森友学園の忖度問題も財務省あげての公文書改ざんに及び・・・
民主主義の根幹に関わる重要な問題です。それはそれで特別委員会を設け、
真摯に取り組んで頂くとして・・・・政府がこの問題に追われている状況。
東アジアの緊張状態が高まっているにも拘らず関係各国から
足元を見透かされ「蚊帳の外」にされているのではと気掛かりです。Goto

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