新玉ねぎ

コロナ禍の話ばかりではねぇ。
5年ぶりにオマエのブログを思い出して、中広のHPを開いたんだが、
まだ、やってるんだなぁ。よくも毎日・毎日書くことがあるものだ・・・なんて
旧友から乱暴な連絡が。なんだ読んでくれてたんじゃないのか、とシラっとしたのですが。
それでも思い出してくれただけでも感謝かな。
申し上げておきますが、今日でこのブログは4588日目です。
内容を突かれると赤面ですが。12年と半年、毎朝綴っているのです。
万が一、アップされていない日があったなら。PCの操作を誤ったか、
書くことのできない事態(死んだ)に立ち至ったかのどちらかです。
スタート時、我が社の情報誌の編集責任者から「いいですか。HPに掲載されています。
誰でも読めるのです」「内容には十二分に注意を払って下さい。
いつもの調子で、勝手放題やりますと、色んなところに弊害が起こりますから」
「それと、人柄も出ます」と脅かされたのですが。
いつのまにか、御構い無し、好き放題書いてはいますが。
それでも、自制しながら書いているつもりです。取り立てて反省をするような内容は
ないのですが。このところ、「新型コロナウイルス」関連についてばかり。
読み返しますと、何となく温かみがなく過激になっているようで、要注意です。
今日はコロナ禍の話ではありません。野菜の「タマネギ」です。
小学生の頃の夏休みです。農家の亡母の在所に1人で。そこには納屋がいくつかありまして、
その1つが「タマネギ小屋」と呼ばれ、部屋中に「タマネギ」が積まれていました。
秋播きタマネギは春に収穫、晩秋まで保存が効きます。
その間、出荷まで「タマネギ小屋」に保管されています。
部屋中タマネギ。ボールだと思ったのでしょう。こりゃ絶好の遊び場だと。
小屋に入りタマネギに乗ったり投げたり。妄想に駆られてやりたい放題。
子どもには山積みに見えたのですが苦労して収穫した人たちにとっては、
等級だとか、品種だとか、種分けされ、出荷待ちの状態だったのですね。
その上に乗って暴れたのです。祖父母に見つからない訳がない。
案の定です。祖母が・・・「あっ」と。祖父の顔がみるみる赤く。
でも、です。叱られると思ったのに、私には何も言いません。
傷んだタマネギを避けながら、黙々と出荷用の箱に2人で詰めるのです。
なす術もなく、その姿を見ていたら、なぜか無性に涙が溢れました。
タマネギが目に沁みて涙が出たのではありません。
祖父母が大切に育てた「タマネギ」をおもちゃにした悔しさにです。
「動くな。会うな。喋るな」コロナに押さえ込まれ、なす術もない休日の昼下がり、
近所の生協へ。そこの野菜売り場に「新玉ねぎ」が山積みに。ひと玉30円。
最近は産地が表示されるのですね。ポップを見ると亡母の実家方面の生産。
「新玉ねぎ」は収穫後天日で干し、貯蔵せず出荷されるとか。
あの時のタマネギは保存ではなく貯蔵されていたと・・・祖父母の姿が蘇りました。
こりゃ買わねばなるまい。今夜は「新玉ねぎ」の生食サラダをたっぷり頂くか。
えっ。コロナの野郎は、玉ねぎの「成分が嫌い」だと。
だったら、酒のあてにすれば、コロナも逃げ出すわい。
どこまでも優しかった祖父母のご加護がありますように。・・・・ Goto

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