思考停止

東京五輪開催の意義を考えてみよう。
雨雲が北に・・・やっと梅雨明けです。今年は異常に長かったですね。
日本人というやつなのか、四季が移り変わる日本の風土の影響なのか、
異常な豪雨に「いい加減にせよ」と天を恨み。溢れる汗を拭きながら、
「オイオイ、そんなに暑くならなくても」と天に憤る。
樹木や草花は、如何なる過酷な条件に見舞われようと、ただ黙して語らず。
天のなすがまま、あるがままを静かに受け留めながらも花を咲かせ実をつける。
・・・庭先で咲いた「芙蓉の花」をジッと見る。
東京五輪を日本で一番不安定な天候であり最も暑いこの季節に開催するなんて・・
IOCなんて団体は「五輪は参加することに意義がある」とか「平和の祭典」であるとか、
選手ファーストだとか、大層な大義を並べるが、所詮は「お金」を最優先するのだと、
7月末開催が決まった時に首を傾げたものだが。
開会式の予定日であった24日は東京の空は「雨時々曇り」気温は31度、
湿度80%でした。競技が始まってからもなかなか梅雨が明けず不快指数は極限状態だ。
こんな気候ではなく、やっぱり、秋の抜けるような青い空の下で・・
選手には頑張ってもらいたいものです。
一年延期になったが、果たして開催できるかどうか。
コロナ禍の世界的な感染状況から、あるいは7月に入ってから感染が急拡大している
日本の現状をみれば、とても1年で収束するとは思えない。
東京五輪は無理だとの声が高まっているが、私は「開催される」と信じている。
いや、如何なる困難があろうとも、開催せねばならないと思っている。
東京五輪の意義にはあの「東日本大震災からの復興」があることを忘れてはならない。
今人類は未知のウイルスと戦っている。困難の極みにある。
そんな中、日本が五輪の灯りを自ら消すことなどあってはならない。
如何に、開催へのハードルが高くとも、日本が五輪開催への道を諦めず、
知恵を出し難題を乗り越えて行く姿こそが、世界への希望を灯し続けることだ。
最近の日本は、コロナ禍に負けそうだ。政府が自粛を要請しなくても
国民が勝手にあらゆる活動を中止している。そんなことでは五輪の開催はできない。
芙蓉の花は、豪雨が続こうが、酷暑であろうが、咲かすべき時には静かに咲く。
コロナ禍は国難である。しかし、日本人がすべてコロナを理由に思考停止になっては・・
樹木草花に笑われる。今こそ五輪の意義をもう一度考えてみたい。Goto
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