野党合流

政治は数です。でも見えてこないのです。未来が。先祖返りしか。
立憲民主党と国民民主党、それに無所属の議員が合流して新党が結成されました。
衆院で100人を超える野党第1党が誕生したのは8年ぶりです。
果たして、自民・公明連立政権に変わる政党となりうるか・・乱暴に検証してみます。
1・集った無所属の議員とは誰か。そこが問題です。
  立憲にも国民にも属せず合流を目論んだ議員たちです。
  そうなのです。この新党は彼らの新党なのです。
  彼らとは小沢一郎、野田佳彦、岡田克也氏ら旧民主党の重鎮たちです。
1・なぜ、国民の22名は合流に参加しなかったのか。そこが問題です。
  立憲民主党は左派イデオロギーの政党です。共産党とも選挙協力しました。
  いまや政治はイデオロギー対立の時代ではありません。反発したのです。
  国民残留組は別の新党を立ち上げるのがその証左です。
1・この合流新党は結局のところ、民主党への祖先返りで 目前に迫る衆院選目当てです。
  政治は数です。一定の議席は確保できるでしょう。それを否定するつもりはありませんが。
  左派イデオロギー政党が 次世代への展望を打ち出せるのか。
  反対のための反対の政党なら国民はソッポを向くでしょう。
1・枝野代表は元々が細川護熙氏が結成した日本新党の出身です。保守系です。
  決して左派思想の持ち主ではありません。それが、政権と対峙するため、
  便宜的に階級対立を主張しても、中間層を支持化するのは不可能です。
1・この国には政権交代を繰り返す緊張感が必要です。
  私は政権を担いうる「影の内閣」たる野党が必要だと思っています。
  果たして合流・立憲民主党が政権を担いうる政党になりうるか疑問です。
  玉木国民民主党代表が合流しなかったことが全てではないでしょうか。
1・新党の名称も代表選と同時に選択されました。
  「立憲民主党」を主張して107票を獲得して枝野さんが選ばれましたが、
  「立憲民主党」を党名にとした議員は94票にとどまりました。
  名は体をあらわすと申します。立憲の意味は「護憲」です。
  護憲政党なら他にもあります。彼らはなぜ合流しないのでしょうか。
1・総選挙で、この国の明るい未来を描いて欲しいです。
などなど、検証してみますと、
この新党が数を頼りに政権を取りたいとの意欲はわかりますが、
反対のための反対以外に何をしたいのか全く見えてこないのです。Goto

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