マキャベリストとは知りませんでしたが、頼もしいではありませんか。
世の中、自民党総裁選一色でした。そりゃ、総裁は内閣総理大臣になるのです。
国政の最高責任者を決めるのですから、賑々しくなるのは当然でしょう。
でもです。争いの勝敗は決しています。今日、菅官房長官が総裁になります。
それでも報じなければならない。兎角面倒なのが、民主主義というものです。
各立候補者の・・・と思うのですが。3候補者の趣味だの、好きな食べものだの
それが横顔だそうですが、なんぞ見せられても興醒めするばかりです。
ことの本質は、自民党の力学で選出が確実な管官房長官が、安倍継承といいながら、
どんな政治姿勢で臨むのかを知ることではないでしょうか。
菅さんは叩き上げの苦労人と言われています。
そりゃそうでしょう。自民党の国会議員の3分の2近くは世襲。
地盤看板を受け継いで当選しています。岐阜県の5つの小選挙区は全員世襲議員です。
次いで多いのが、官僚出身です。菅さんはそのいずれでもないのですから・・
政治家としては特異な部類でしょう。
政治姿勢の根源は「政治思想」です。自著「政治家の覚悟/官僚を動かせ」(12年刊)
そのタイトルからして「律令国家」に対する敵愾心が剥き出しです。
霞ヶ関を束ねる官房長官として8年近くです。中央省庁の弊害が「縦割り行政」に
あることは衆目の一致するところです。そこにメスを入れれば、
この国の閉塞状態に風穴が空きます。
ひょっとしたら、安倍さんがやろうとしてできなかった、アベノミクスの第三の矢
「成長戦略」が動くのではないかと期待しています。財政出動と金融緩和で、
アベノミクスは円安・株高で景気を浮揚させました。しかし、民間企業が
牽引する経済成長は構造的官僚岩盤規制(私は律令国家だと呼んでいます)によって
阻まれ遅々として進みませんでした。
そこに「省庁改革」を掲げて「縦割り打破」をするというのです。
叩き上げの苦労人、本領を発揮してくれるのではないでしょうか。
朝日などが安倍さんの問題である「公文書の改ざん」だとか「忖度問題」などで
メディアが執拗に妨害しなければ、この国に再び日が昇る気がします。
メディアの政治妨害の象徴を一つ。
大阪都構想です。2015年に住民投票で否決されました。
それから5年、11月1日、内容を一部変更して再び住民投票が実施されます。
私は、大阪府・市の二重行政を解消して、府が広域事業を担い、特別区が
住民に身近なサービスを行う都構想に賛成です。
反対する理由がわかりません。
しかし、朝日や毎日は、橋下徹氏や大阪維新の会が嫌いなのでしょうねぇ。
この場に及んで、大阪は東京に次いでコロナの感染者が多い、経済状況が悪化している。
だから新設される特別区への財政への影響は避けられない。
との理由で反対だというのです。
どう思いますか。バカバカしくて笑っちゃいます。
コロナ禍は永久に続くのでしょうか。為にする記事とはこのような記事です。
メディアは中立であれなどと申しませんが、明らかに政治妨害するための記事です。
朝日も毎日も民主的な手続きを踏んで住民投票に持ち込んだことすら、
認めたくないのです。理由は「維新の会」を政党だと認めたくないからです。
菅官房長官は、大阪都構想を肯定的に注視しています。
「維新の会」が10年に渡って、めげず挫けず、大阪を再生して
東京一極集中に歯止めをかけ大阪をもう一つの日本の中核エンジンにするという
政治の熱い思いが実現することを。
菅さんの政治信条はマキャベリズムだと自著では述べています。
「弱体な国家は常に優柔不断である。そして決断に手間取ることは
常に有害である」・・「私はマキャベリの言葉を胸に刻んで歩いていく」と
頼もしいではないですか。御同輩・・Goto
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