巣篭もり社会でした。プチ贅沢・健康志向・コロナ対策が人気商品・・・
毎年のことですが・・・日経新聞社は小売業の「販売時点情報管理」(POS)に基づき
この1年間で最も売上を伸ばした人気商品・・・「日経POSセレクション」を発表します。
コロナの影響、今年は例年と違う特徴がみられます。商品開発の参考になれば・・・
このセレクションは「日経POS情報」を使い2020年4月?2021年3月までスーパーや
コンビニで販売された加工食品・飲料・酒類・家庭用品約308万点が選考の対象です。
来店客千人あたりの販売金額の前年度比伸び率と店舗カバー率、日経商品分類の小分類
(2000分類)内順位、メーカー別シェア伸び率をもとに選出されます。
308万点の中でも売上伸び率が特に高かった10商品を「プレミアム賞」、50商品を
「ゴールド賞」として選びます。他に360商品を「セレクション」として審査するのです。
さすが、日経新聞ではないですか。私の知り合いの飲食メーカーは、POSに入れてもらった
次は「セレクション」される商品を手掛けられれば一人前。ゴールドに選ばれれば
一流メーカーになれると・・・・それほどに権威あるセレクションです。
日本チェーン協会によりますと、全国スーパーの20年度、食糧品販売額は前年比4%増。
加工食品などの売上が伸びた結果、セレクションで選出された商品は420商品となり、
前年度と比べ大幅に増加しました。
巣篭もり社会でした。例年と違うのは・・・
1・プチ贅沢です。価格が従来よりも2割り増しのフードリエの大判厚切りチャーシューが。
酒類・チョーヤの本格梅酒が高めながら来客千人あたり69%増となった。
1・健康志向です。グリコのチョコ&バニラが植物繊維を使用、糖質を抑え大好評。
アサヒビールの「完熟リンゴスパークリング」アルコールゼロ・カロリーゼロ・
糖質もゼロ、更機能性表示食品であり8月前年比26.8%の伸びを示す。
1・コロナ対応です。衛生意識の高まりでマスクを付けた生活が長期化、
自分の口臭が気になる・・・そんな理由でセルフケアに励む人が。
サンスターの「ガム・お口/喉殺菌スプレー」が高得点を。
ライオンの「システマハグキプラスハミガキ増量品」は
「プレミアム賞」に輝きました。ストレートなネーミングです。
コロナ禍の影響が色濃くでた「日経POSセレクション2021」でした。
さてさて、健康志向は変わらないと思いますが・・・緊急事態宣言が解除されました。
コロナの収束も遠くないようです。来年はどんな商品がセレクトされるか・・
メーカーはマーケティング力が問われます。Goto
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