窃盗団を許すな・・・

餃子の無人店舗の会社が児童養護施設に餃子をプレゼント・・美談ですね。
岐阜の名産といえば富有柿です。
今年も霜が降り収穫の幕を下ろしました。
桃栗三年柿八年と申します。柿の木は昔はパーシモンウッドと言って、
ゴルフクラブに使われていた、なかなか成長しない硬い木です。
世の中にはとんでもない輩がいるものです。
柿は糖度の高い果物だからでしょうか、放って置くと直ぐに害虫に襲われます。
今年は気候の関係でしょうか、亀虫が大繁殖、富有柿のヘタに吸い付き、
果汁を貪ります。そうなりますと、商品価値を失います。
そうしないために消毒の回数を増やして守らねばなりません。
その作業が大変で・・・生産農家が減少しています。
農家が手間暇掛けて育てた富有柿ですが・・・
その柿を計画的・組織的に盗む・・柿泥棒が横行、6万個以上の富有柿が盗まれ、
農家は泣くに泣けない被害にあっています。
柿だけではありませんね。リンゴやサクランボも盗難にあっています。
日本で農作物が荒らされるなんて稀なことでした。それが最近では頻繁です。
如何にも情けないと申しますか、許し難きことです。
日本人の道徳観が狂ってしまったのか、犯罪には自衛する能力を持たねばならないのか、
住み難い世の中です。
そんな折、素晴らしい広告が読売新聞の紙面を飾りました・・感動です。(写真参照)
スポンサーは創業昭和15年・群馬水上の名産・餃子の雪松です。
内容はこんなです。雪松の餃子は「無人の店舗」で餃子を販売しています。
「人がいないのに盗まれないの」よく聞かれます・・盗まれることはほとんどありません。
「日本も捨てたものではない」・・・日本はいい場所ですよ・・・
私たちが信じているのは「人は正しいことをする」
「日本はとてもいい場所である」ってことです。
私たちのお客様は、無人の店舗でも正しいことして、証明してくれています。
餃子の雪松はお客様の善意で成り立つ会社です。
素晴らしいお客様の善意と共に頂いている「売上」を善なる取り組みに活かしたいと
・・・今回、一般的な家庭とは違う、少し困難な環境にある子供たちに餃子を届け、
食卓が明るくならないかと、児童養護施設に餃子を届ける取り組みは始めました。
概要は・・・
「誰かが君のことを気にかけているよ」そんなメッセージが届けばと・・
児童養護施設に関係のある方は連絡下さい。
月に一度、十分に満足いただける量の餃子をお届けします。
もちろん、いっさいの費用は当社が負担します。
こんな内容の紙面です。
一方では、農家が丹精込めて育てた果物や農作物を盗難する。
もう一方では無人の餃子店舗で盗まれることがない。
この差はどこにあるのでしょうか。私は窃盗団を許してはいけないと思います。Goto
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