交通死亡事故・73年ぶりに最小、2636人・・でも無駄死にです。
世の中に「つまらない」と思う事は山ほどあります。
とくに交通事故ほど、無意味なモノはありません。
ましてや、「朝行ってきます」と出掛けた人が交通事故死で「骸になって帰ってくる」など、
許し難き、「つまらない」ことではありませんか。
我が社では・・・愛知県に2,358,775部のハッピーメディア・地域みっちゃく生活情報誌を
VCの仲間とともに発行しています。県内到達率は68.4%です。
情報誌のコンセプトの一つに「社会課題や地域課題」と向き合う、というのがあります。
愛知県の地域課題は16年間。都道府県別で交通死亡事故がワーストであったことです。
5年前の話です。この課題を何とかしようと、1年8ヶ月に渡って、
愛知県・交通死亡事故ワーストからの脱却運動を情報誌で展開しました。
もちろん、我々だけではありません。愛知県警が先頭に立ち、行政や車に関係する
様々な人たちが「なんとかしたい」と参画した結果、
一昨年、17年ぶりにワーストから脱却することができました。
県警の担当部署からお褒めの言葉も頂きました。
警察庁は4日、昨年の交通事故死者数は2636人、前年から203人減少、
統計が残る1948年以降で最小を更新したと発表しました。
まだ、2636人も亡くなっているのです。喜べる話ではありませんが・・
48年といえば私が生まれた年です。73年間で最小です。
理由はどうであれ、交通事故死が減ることは良いことです。
更に申せば、昨年全国で発生した交通事故数は30万5425件で前年比3753件減少。
負傷者数も7708人減少しましたが、尚36万1768人に上ります。
この数字を見ながら、交通事故は実に「つまらない」、誰も得しないと改めて思います。
で、です。愛知の昨年の交通事故死者数です。
117名が亡くなりました。ワースト7位です。残念です。
65歳以上が全体の60%を占め、高齢者の割合は2年連続で過去最高を更新しています。
何で、車なんぞで死に急ぐのか、つまらない・・怒りが湧いてきます。
因みに、警察庁は交通事故死者数のピークは1970年の1万6765人・・・
近年は減少傾向が続いているが、その要因は自動ブレーキなど車の機能が良くなったこと、
救急医療態勢の充実、ドライバーの安全意識の向上などではないかと述べています。
例えそうであってもです。
交通事故ほど誰も得しない「つまらない」ことはありません。
ましてや「死亡事故」なんて、こんな不幸はありません。
交通死亡事故は減っても無くなりはしないという声も聞こえますが・・
我が社はこんなつまらない社会的課題はゼロになるまで、
向き合っていきたいと思っています。Goto
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