出版業界も「知的な新聞広告を発信する」力がなくなりましたね。
月曜日の新聞って、内容がないですねぇ。
いっその事、休刊にして、デジタル版だけにしてはと思うのですが・・・乱暴ですかねぇ。
月曜を休刊にするってことは日曜のシフトが軽くなるってことですから。
エッ・・・そうするなら、全てをデジタル版にすれば良いって。
それこそ極端ですね。これは新聞の経営者の問題ですが・・・紙のメディアと
デジタル版とを別物と考えることができるかどうかです。
理屈は別にして、毎週思うのです。日経以外、月曜日の紙面にニュース性がない。
どうせないのなら・・・無理して発行するより、月曜は全休刊にした方がすっきりです。
えっ・・・その前に夕刊を廃止したらどうかって・・・そうですねぇ。
朝夕刊セット販売も崩れてしまいました。夕刊は部数が朝刊の10分の1だそうです。
誰も読まない夕刊にエネルギーを使うなら・・月曜全休刊よりも
まず、夕刊を廃刊する方が先ですかねぇ。私的には夕刊は大好きですが・・・
毎日新聞の夕刊って、生涯一記者を自認する人たちの掃き溜め・・
失礼、ストレス解消の場です。結構面白い紙面が溢れています。
毎日の鈴木琢磨記者など、北朝鮮問題ならオーソリティーなのに・・勿体ない。
話が逸れました。月曜の紙面に内容がない話です。
その際たる紙面・・・第26回読売出版広告賞を掲載、広告局のPRです。
去年の12月6日に選考会が行われ、その結果、大賞と金銀・銅賞が選ばれました。
各賞を選者のコメントと合わせて紹介しています。
なぜ、12月6日に決定したことを1月31日に掲載するのか・・月曜で紙面に余裕ができたから、
つまり紙面の穴埋めです。大賞は文藝春秋(2021年・新年号)の広告紙面です。
そもそもですが・・26回を数えるこの賞、目的は出版広告の活性化と出版界の発展に
貢献することだそうですが・・・
新聞社の・・・出版社が出稿する書籍広告への感謝の意味が含まれているのでしょうが・・・
そもそも、出版社が書籍広告以外の広告を掲載することは稀です。
私の知る限り、宝島社以外には・・・出版社らしい「知的」な広告は正月広告しかありません。
今回の受賞広告も文藝春秋以外は書籍広告です。その文藝春秋も去年の正月広告です。
今年は創業100周年記念の5段広告でした。
多くを書きたくないですが、「出版界の発展に貢献する」広告賞ではなくて・・
いまや、月曜の空いた紙面を埋める穴埋め広告賞です。淋しい限りです。Goto
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