敗軍の将・兵を語る

朝日新聞の偏向紙面はこんなところに現れます。
私は「日経ビジネス」を創刊初期の頃から定期購読しています。
週刊誌ですが、経済の視点で時の話題を追いかける姿勢に学ぶことが多く
取分け、巻頭の「有訓無訓」は各界の著名人が様々な視点でウンチクを語ります。
時事深層も切り口鋭く、読み出があります。
編集長が変わるたびに創意工夫を凝らすのが「編集視点」面白いです。
最新の編集長は特集をいきなり冒頭に持ってきました。総力を挙げた特集、
まずはこれを読んで・・そんな編集者たちの思いが伝わります。
最近は月に1回のペースになりましたか・・・私が好きな企画は
「敗軍の将・兵を語る」です。「一敗地にまみれた」人の経歴や考え方、
反省などは読み応えがあるものです。彼らを登場させるには苦労があるのではと拝察します。
朝日新聞・2/24付、朝刊1面を見て少なからず驚きました。(写真参照)
エッと思ったのは天声人語の両サイドの広告です。広告用語では突き出し広告といいます。
左側は「子どもを育てたいと願う人へ『特別養子縁組』という家族のかたち」という
厚労省の突き出し広告です。詳細はQRコードから読み取ります。
問題は右側の突き出し広告です。
朝日新聞の系列・・・朝日カルチャーセンターのオンライン講座の広告です。
タイトルは「辻元清美の敗軍の将、兵を語る」4/9・13:00〜14:30です。
辻元さんといえば、ご存知、あの「そうり・総理・ソウリ」と時の首相を
厳しく弾丸した立憲民主党の副代表だった辻元前衆院議員です。
辻元さんの講座を視聴して下さいという広告ですが・・・これってありですかねぇ。
だって、先日、辻元さんは7月の参院選で立憲民主党の顔として比例区から
出馬を表明しました。今は議員ではありません。民間人です。
何をやろうが自由です。問題はないのですが・・
私が驚いたのは、日経ビジネスの名物企画と同じ「敗軍の将・兵を語る」を
講座のタイトルにしたこと・・・そして何より驚いたのは朝日新聞の1面に
辻元さんが顔写真付きで広告となって登場していることです。これは明らかに
参院選をねらった売名行為であり、それを朝日新聞が容認していることです。
選挙違反とは申しませんが・・・この広告が、もしも参院選に出馬するとなった
自民党の石原伸晃さんだったら、朝日新聞は一面で広告するでしょうか。
いや、石原さんだけではありません。明確に出馬を予定しているのだったら・・
掲載不可ですよねぇ。天下の朝日新聞に申し上げたい・・・立派な偏向ではないですか。
因みに申しますが・・・私は辻元さんほどの逸材を野に置くのはもったい、
7月の参院選には何としても、国会に返り咲いて欲しいと願っています。
朝日新聞よ・・・1面に選挙広告とは見苦し限りです。Goto
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