如何にも中途半端な年金受給者に5,000円の給付金
やれやれ・・・また中途半端な政策が出てきましたよ。
自公与党、高齢者を支援するためだと「年金生活者臨時給付金」を配るっていうのです。
対象者は2600万人、給付額は一律の5,000円、総額1300億円です。
あなたはどう思いますか・・・
対象は高齢者や障がい・遺族年金の受給者です。ややこしいのですが、
所得が低い住民税非課税世帯向けの10万円の「臨時特別給付金」を受け取った人は、
今回は除くそうです。そんなセコイことしなくてもと思うのですが・・・
参院選前の給付を予定しているとのことです。
自民・公明の両幹事長らが岸田首相に要請、「しっかりと受け止めたい」と応じたそうです。
ということは決定ってことでしょう。
思い起こせば、先の衆院選で公明党が18歳未満の子どもに1律10万円を
給付すると公約、その後、自民党側から反対意見が出て、結局は現金にするか、
商品券と半々にするかなど、くだらない議論を繰り返した挙句、
大半が現金給付になりました。
この政策、誰が見ても、目的ははっきりしていますね。
高齢者への国の年金支給額が4月から0.4%下がります。
理由はコロナの影響で年金の保険料を納める現役世代の賃金が減ったためです。
月額でみるとすべての年金加入者が受け取る基礎年金、満額は259円減って、
6万4,816円になります。
年金が直ぐ増えることは期待できません。この臨時給付金は、これを穴埋めするためです。
如何にもコロナ対策のようですが、実態はそんな理由からです。
でも、7月の参院選前に実施するってことは、当然、年金世代へのアピールで
選挙対策にもなります。上手く考えたものですが・・・
そこはそこ、茂木幹事長と石井幹事長です。抜け目がありませんね。
でも、私が思うには中途半端で、小手先のバラマキでは生活の足しにならない。
物価も急上昇です。その本質的な対策が必要になってきます。
その穴埋めにもなどと考えているのでしょうが・・・
5,000円はあまりにも四方八方に目配りし過ぎで中途半端です。
どうせ、年金支給に上乗せするだけです。手間は掛かりません。
インフレ対策の個人消費拡大を狙ってゼロを一つ増やしてはどうですか。
そうすれば選挙も勝てますよ。前年度の予備費も余っているのです。
1兆3千億、ばらまいてはどうです。岸田さん。Goto
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