脱水症では死なせない

日本の製薬メーカーの心意気に敬意を表します。

高校野球が終われば・・暑い暑いと言っても・・太陽はギラギラしていますが、
風の温度が下がります。異常気象だとか温暖化と言われますが、
季節は確実に移ろいますね。

夏が好きな私ですが、この夏、熱中症で病院に搬送された報道をどれだけ聞いたでしょうか?熱中症で命を落とした人の悲しい話を随分耳にしています。
その度に、水分を補給して下さい。水をとって下さいと何度も聞きました。
水を補給すれば熱中症にはならないのでしょうか?

人間の身体、70%は水でできています。水分が失われますと脱水症になります。熱中症も主な原因は、水分不足になるから起こる病気だと言われます。

流石に広告上手な大塚製薬工場ですね・・
8/10にこんな新聞広告を打ちました。コピーはこんなコピーです。

「私たちは、脱水症で亡くなる人をゼロにしたい」
脱水症、人は水が足りないと病気になる。
体の中には、Na⁺やK⁺などの電解質を含んだ
細胞や血液で働く大切な水があるからです。

私たちは長い間、体の中の水を見つめ、
脱水症と戦うための製品
輸液やOS-1を提供してきました。

しかし、脱水や経口補水液という言葉が広まっても
重症化してしまう人がいる。命を落とす人がいる。
もっと、医療や介護に携わる方々の力になれるように、

私たちの使命。脱水症を正しく伝えること。
輸液療法と経口補水療法に適切な製品を
提供し続けること、絶やさないこと。

このコピー目を通してどう思われますか。脱水症で亡くなるとは、熱中症で亡くなるってことでしょう。ということは熱中症の治療薬を大塚製薬工場は研究・製造しているってことです。

因みにですが、大塚製薬工場は国内最大手の輸液(点滴剤)メーカー。オロナミンCとかポカリスエットとか、馴染みのある商品を提供する大塚製薬グループの母体企業です。企業名が「工場」とありますが、大塚グループの製造子会社ではないようです。(紛らわしいですね)

輸液の国内シェアは50%を超えるトップシェアです。
中国や東南アジアにも進出、グローバル企業として成長しています。
宣伝・広告の意図は、面倒な輸液ではなく、経口補水液OS-1の製造販売で
熱中症で亡くなる人を救いたいという思いが込められています。

私は思うのです。
猛暑は和らぎましたが、気象庁の予報では残暑は10月まで続くそうです。
その都度、熱中症で何人が搬送され、亡くなったという報道を目にすることになります。とりわけ、高齢者が熱中症で亡くなる率は高いです。

大塚製薬工場が研究する・・経口補水液で脱水症が治療できるなら、
それを、予防薬にはできないのか。最近はドラッグストアが全国各地にできました。そこで、販売できるようになれば、熱中症での悲劇が減るのではと思う。

日本の企業が・・・脱水症での死亡者をゼロにしたい・・と研究する
嬉しいではありませんか。Goto

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