所得減税

「100年後に振り返って、評価される」国にするなんて、ウソです。

ちょっと、いやかなり、相当に・・私は呆れています。
私だけではありません。朝日も毎日も・・親政権派の読売までもが怒っています。臨時国会が開会され・・岸田首相の所信表明演説を読んでみました。
歴代首相でこれほど中身のない上、擦った演説聞いたことがありません。

「経済・経済・経済」と連呼していますが・・・まったく見えません。
何が経済なのでしょうか？30年ぶりの3.58%の賃上げ？過去最大規模
100兆円の設備投資・・30年ぶりの株価水準、50兆円ものGDPギャップの解消？だから・・・経済って叫ぶわけですか？

政治が何かしましたかねぇ？岸田政権の2年間が経済を上向きにさせたのですかねぇ。コロナ禍での抑制・その反動ではないですか。株価だって円安でしょ。
設備投資・中心の半導体も米国と中国の経済摩擦の影響でしょ・・
何が経済なのでしょうか。さっぱりわかりません。

でですよ。税収が増えたからって・・「国民への還元」ってなんですか。
具体的には抽象的な言い方しかしていませんが、院外で所得減税を実施する
方針を決め、総額で数兆円規模を具体的に検討しているそうです。

国会軽視だとは申しません・・・・・野党に問題があるのですから。
昨年の税収が過去最高の71兆円だったから「経済成長に伴う税収増は
国民に還元する」いかにも軽くないですか。それも来年に・・・

それを新聞各紙も怒っているのです。だって考えてみて下さい。最高の税収でも30兆円の国債を発行しているのですよ。誰が考えても税収が増えた分は、まず借金の返済に当てるべきでしょう。

ほんの半年ほど前には、防衛費を増やす財源のうち、所得税などの増税で
1兆円を賄う方針を示したのは誰ですか。この所信表明演説でも防衛力の抜本的強化として43兆円の防衛力整備の水準を速やかに確保、実現すると言っているのです。だったら、減税はないでしょう。防衛費に当てるべきではないですか？

自己矛盾も甚だしい。結局は、ばら撒きで、政権の浮揚を狙っているだけ
延命の装置に所得減税をするっていうだけのことです。国民は「愚にして賢なり」ですよ。そんなことはとうに見抜いています。
愚かというより他はありません。

岸田首相のいうところの「経済・経済・経済」は低迷する内閣支持率を
打開するための姑息な手口。さすがに、自民党政権の擁護新聞・読売も呆れているのですから・・国民のことなどまったく考えていない・・
場当たり的であまりにも酷い政権です。私は呆れています。Goto