秋本番

くるみ・ギンナン・栗・・・そして富有柿。

9月も今日までです。
あなたのところはどうですか?
さすがに温度計が猛暑日を示すことがなくなりましたね。

9月30日は9(くる)30(みはまるい)日の語呂合わせで「くるみの日」です。
くるみに多く含まれる「オメガ3系脂肪酸」は悪玉コレステロール値や中性脂肪値を下げる働きがあります。動脈硬化などの生活習慣病リスクを下げてくれます。

日本有数の産地「長野 東御市」では収穫したくるみをてんび干しする光景がこの季節の風物詩です。ちなみにですが、岩手県の沿岸部では(くるみの産地ですが)「絵もいわれぬほどの美しさを「くるみあじ」と表現します。

くるみとは違いますが、銀杏(イチョウ)の実である「ギンナン」も今が収穫期です。銀杏の木は生命力の強い木で1億5000万年以上も前から存在する植物で「生きた化石」とも言われます。イチョウには雄木と雌木があり、ギンナンは雌木に実ります。球状の白く硬い殻の中に翡翠色の胚乳の部分を食用にします。
茶碗蒸しに入れたり、酒の摘みに適していますね。

ギンナンは日本全土で生産されますが、生産量日本一は愛知県。そのせいもあってか、この地方ではギンナンを良く食べます。看護師だった亡母がギンナンには滋養強壮、強精効果のほか膀胱や肺を温める働きがあり、頻尿や夜尿症の改善、喘息の治療、咳止め、痰切りなどに効果があると、良く炒って食べさせてくれました。まぁ・・・その効果のほどはわかりませんが。

なぜ・・・くるみの話からギンナンになったかと申しますと、
私が早朝ウォーキングのコースにしている岐阜メモリアルセンター(岐阜県総合運動場)周辺の街路樹に銀杏の木が植っているからです。ウォーキングを始めて15年になりますが、小さかった銀杏の木が成長、その中で10本ほどの雌木がギンナンをたわわに実らせ、路上に散るのを眺め、秋を堪能しているからです。

岐阜の秋の名物がもう一つあります。・・・東濃地方の名産・栗の木の実でつくる銘菓・「栗きんとん」です。菓子職人さんが、栗を蒸し潰して味を付け、巾着で形を整えただけの菓子ですが。これを食べないと、秋が来たきがしません。
私は「栗きんとん」も好きですが「栗粉餅ち」が良い。

栗を蒸して潰し味をつけるまでは同じですが、餡子やきな粉にまぶすあんころ餅やきな粉餅のように、つき立ての餅に栗粉をまぶして頂くのが「栗粉餅ち」です。足が早く日持ちしませんので、その日に作ったものを売り切って終わりです。でも「栗粉餅ち」を頬張ると、秋だとしみじみ感じます。

くるみ」に「ギンナン」そして「栗」・・・この収穫が終わりますと、
岐阜・美濃地方は、そうです。「柿」富有柿の季節です。
秋本番です。Goto

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