石巻に集う

地域みっちゃく生活情報誌は不滅なり。

宮城・石巻にて、「北海道・東北VCサミット」(地域みっちゃく生活情報誌を発行する仲間たちの集い)が開催された。石巻日日新聞社が幹事を務めてくれた。感謝である。

秋田、山形、福島、新潟、北海道、そして地元・宮城から、総勢56名。「石巻かわまち交流センター」同じ志を抱く仲間が北上川の河口、一堂に会した光景は、静かな熱を帯び、確かな手応えを感じさせるものだった。

「地域を元気にしたい」——その一念でつながる我々だが、現実は甘くない。秋田では山間部への宅配が熊被害で困難となり、北海道では新聞購読率が30%台に低下。石巻もまた復興の形は整いつつも、人口減少、とりわけ子どもの激減という現実が突きつけられている。どの地域も、それぞれに重い課題を抱えている。

しかしである。誰も下を向かない。
会議では、各地の現状を率直に報告し合い、悩みをさらけ出し、成功事例を惜しみなく共有した。

テーマ別の討議では課題を徹底的に掘り下げ、時に激しく、時に笑いを交えながら議論を尽くした。まさに“激論”である。だが、その根底に流れるのは、地域を思う真心と仲間への敬意だ。だからこそ、ぶつかり合いは対立ではなく、未来を切り拓く力へと昇華していく。

そして夜、大交流会。
リモートもメールもSNSも、すべて有効である。だが、人はやはり、人と向き合い、声を交わし、盃を重ねる中でこそ、本当の温もりと信頼を得る。口角泡を飛ばし、笑い、語り、時に肩を叩き合う。その一つひとつが、明日への活力となる。

人間とは、人と人との“間”に存在する——その原点を、身をもって実感したひとときだった。

我々が日本全国に届ける「地域みっちゃく生活情報誌」。それは単なる紙媒体ではない。地域の息遣いを映し、人と人を結び、暮らしに寄り添う“生きたメディア”である。デジタルが隆盛を極める時代にあっても、この手触り、この到達力、この信頼は揺るがない。むしろ今だからこそ、その価値は一層際立つ。

石巻の地で、同志は改めて確信した。
厳しい現実も、志を同じくする仲間となら乗り越えられるということを。そして、さらに中身を磨き、地域に寄り添い、価値ある一冊を共に創り上げていく覚悟を。

人はひとりでは生きられない。
だからこそ励まし、励まされ、志を重ね、前へ進む。

北海道から東北へ、そして日本全国へ。
石巻で灯ったこの想いを、絶やすことなく広げていきたい。Goto

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