統一地方選挙

地方創生は首長と議会の双肩に掛かっています。
明日は第18回統一地方選挙前半戦の投票日です。岐阜県議会選挙。我が街岐阜市選挙区は定数9に対して12名が立候補。激戦が繰り広げられています。しかし、無投票当選地区も多く。全体的には低調です。なぜなんでしょうか。
少子高齢化がその主原因などとは申しませんが。地方に元気がなく、なんとかしなければ地方が消滅してしまう。そんな思いがこの国を充満しているのに。政府も国を挙げて「地方創生」にシャカリキになっているのに、地方選挙が盛り上がらない。
地方自治は二元代表制です。地方を創生させるには、首長と議会の両輪が緊張関係を持って、丁々発止の自治体運営がなされなければなりません。それなのに、公約を引っさげて選挙に出馬してやろうという人がいない。危機感が乏しいのではと思わざるを得ません。
日本は制度的には分権国家です。95年に地方分権推進法が、2000年には地方分権一括法が施行されています。首長と議会がその気になれば、かなりのことができるはずです。勿論、政府が本気になって、権限移譲に抵抗する省庁を抑えることができればですが。
政府の「地方創生」に対する進め方は「国には地方を元気にする知恵はない。地方が真剣に考え、提案してくれば、大方は受け入れてやろう」そんな姿勢に見受けられます。太古より続く律令国家としてはあり得ない状況です。自分たちで自分たちの地域の価値を創造できるのですから、自治体にとっては大チャンスです。
安倍政権は地方分権に本気だと思います。私はそれを称して2015年は「地方創生元年」だと申しています。統一地方選挙で誰を選ぶか。地方創生に本気で臨む候補者を選ばない限り、その地方の創生はないと考えます。それこそが有権者である地方の住民が問われていることだと言えます。よく考えて、投票に行きましょう。とは申せ、選択肢のないエリアは不幸なことです。Goto

コメント