異常気象

大自然の猛威に抗う。
7月も終わろうとしているのに、気象庁からは一向に梅雨明け宣言が無い。しかし、今朝も近在の樹木からは「蝉」の鳴き声が湧き上がっている。この鳴き声を聞けば間違いなしに「夏」なのに・・・・。
昨日の新聞で、面白い記事を読んだ。四年前あの日本列島が燃えた真夏の総選挙。その年の蝉の鳴き声は「ジージージ」だったのが、今年の蝉は「ミーミーミーン」と鳴いてるそうだ。
そう思って、耳を澄ますと「ジージー」でも「ミーミーミー」でもなく「チーチーチーチェー」と「チェンジ」を叫んでいるようだ。蝉も人間社会の異常を感じ取っているのかと思うと、可笑しい。
心頭滅却すれば・・・・・・。暑さなんてどってことない。と強がっているが。人間なんて所詮いい加減なもの。気象予報で、真夏日だとか猛暑日だとか、表現されると、それだけで、暑い、暑いと思うようになってくる。夏は夏らしくが良いのだが・・・・・・どうもそうでないらしい。
今年は冷夏だと気象庁が予報を出した。西日本の目を覆うような豪雨、土砂に押しつぶされて亡くなった人の心境を思うと自然が腹立たしい。今度は北日本の農作物にの被害が出なければ良いが、何か有効な手立てはないのかと、自然の猛威が心配だ。
大自然は、人間の思うようにはなりはしない。されど、蝉の鳴き声を聞きわけながら、気象予報の表現に一喜一憂しながらも、人間は大自然と対峙して行こうとする情熱を失ってはいない。
異常気象の夏だが、夏バテせず、がんばって乗り切りたいものだ。          Goto

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