官僚天国

パーキンソンの法則が機能するのは、自民党1強に原因があるのかも。
こんな話を聞いたことがある。
「おばあちゃん家」の冷蔵庫。ひとり暮らしなのに・・
冷蔵庫がいつも満杯・・それも食べもしない同じモノで溢れていると・・・
パーキンソンの法則ってご存知ですか?
「役人の数は仕事の量とは無関係に増え続ける」
「仕事の量は完成のためにに与えられた時間を、すべて満たすまで膨張する」
1950年代・・・英帝国は縮小したにも拘らず、植民地省の職員数は増加し続けていた。
驚くじゃありませんか。緊縮財政、国家支出の無駄を排除しようと・・・
政府を挙げて取り組んでいるのに・・・パーキンソン法則の典型が日本の役所で・・・
経産省です。繊維製品の在庫を調べる「繊維流通統計調査」で・・
40超品目ですべて数値を改ざん・・10年以上前の数値がそのまま掲載、
最大で10倍以上の差が生じていた・・(業務を請け負う業者の告発で判明)
政府は慌てて統計の制度を高める取り組みを開始したが・・・
問題の本質は、いい加減な数値ではない。
そもそもが、「繊維流通統計」なる調査が日米繊維貿易摩擦当時のシロモノで、
今や、統計事態になんの意味もないシロモノ。
にも拘らず・・・パーキンソンの法則の通り・・・「役人は相互に仕事を作りあう」
理屈を付けて、予算を取り、自分たちの雇用と権益を守る・・・
その習性が、色濃く残っている結果が、10数年間・・同じ数値を使って・・
調査だと報告、仕事をしているふりをしていた・・経産省の愚かな実態です。
経産省参事官「事態を深刻に受け止め、事実を徹底究明、内規に従い早急に・・
関係者を処分する」と。行政の不正インチキ、誤魔化しは実に陰湿です。
小池知事が初めて取り組んだ東京都の予算もそうです。
調査のための調査費用とか、止めるための会議費だとか。
そのために必要な業者選定費だとか、会議費、人件費だとか・・
まあ・・・官僚制内部の職員数はなすべき事量の増減に関係なく
際限無く増幅をするものである・・・と・・・小池知事は憤る。
改めて・・・資本主義のメッカ英国の歴史学者・政治学者である、
シリル・パーキンソンの法則に納得する。
文科省の天下りと言い、経産省の「改ざん統計調査」と言い・・
いつの間にか「おばあちゃん家」の冷蔵庫・・・食べもしないのに・・
いっぱい仕事があると見せかけ、謳歌しているのではないか。
民間ならば・・そんな冷蔵庫は廃棄、部署は即刻廃部、
労働力を有効に活用しようとするのだが・・・
自民党1強政治は、いつの間にか・・官僚天国を復活させてしまってはいないか。Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    役所内・・・部署に政治家ならぬ政治課ですか。
    言い得て妙ですね。
    文科省も地に堕ちました。
    教育は国家100年の計です。
    この国の衰退、原因の深層文科省にあるようですね。
    あやふやになってしまうのでしょうが・・・
    徹底的に、性根を叩き直し貰いたいですね。Goto

  2. レモンハート より:

    こんにちは。これが現状なのですね。政治家は何を見ているのかわからなくなります。政治家は、まるでお役所に政治課という一部署があって、役人のいいなり。役人にコントロールされているようでなさけなくなりました。