大学の地域貢献

日経新聞の調査意図がよくわかりません。
どうもよくわからないのですが、なぜ、こんな調査が必要で、
どんな価値があるのか。そもそも論を言えば、意味がないのではと思う。
日経新聞が全国755の国公私立大学を対象に、大学が地域社会にどのような貢献を
しているかを探るためだと称して実施した調査のことです。
大学って、いったい何をやるところなのでしょうか、もちろん「学問の府」ですが。
研究機関です。学生が自らの課題を見つけ、その解決のために自ら学ぶところです。
教育機関だと勘違いしていますが。あくまでも「能動的」に学問をするところです。
だから、授業時間は年間の4分の1。半分は休日です。
それを良いことに「遊び呆ける」か「バイト」に明け暮れ、単位だけ取って、
卒業できればと考え「ゼミ」もとらず「卒論」も写しの学生も結構いるようです。
それも人生ですから、無駄飯も必要かも知れませんが、
就労人口が著しく減少するこの国にとっては、勿体ない話だと思わずにはいられません。
折角の自由な時間です。「能動的」に使って欲しいと願います。
話が逸れました。日経の「大学の地域貢献度」調査です。
調査内容は地域貢献の推進体制をみる「組織・制度」について。
学生の地元就職や住民向け講座など「学生・住民」について。
企業・自治体との連携を調べる「企業・行政」について。
地域の国際化支援などの「グローカル化」についての4分野で
38項目の回答を点数化してランキングを決めるものです。
ランキングはおおよそ想像がつきますよねぇ。
ローカルにある総合大学にきまっています。
だって、東京を地域と言わないじゃないですか。
それに、文系だけの大学では貢献の幅が決まってしまうじゃないですか。
そう考えれば、地方の総合大学っていえば、国立大学ってことになるではないですか。
そんなもの調査する意味などありません。
上位20校までが紙面に掲載されました。案の定、
国公立大学が19校、私立は1校です。
因みに第1位は信州大学、以下、大阪、徳島、島根、名市大、宇都宮、
そして唯一の私立、立命館、そして、金沢、琉球、熊本、鹿児島、三重の国立大学の順です。
日経がどんな意図でこの調査をしたのか、図りかねますが。
私が知りたいとするなら、どうせ調査するんです。貢献の具体的な内容です。
大学側の調査ではなく、地域が感じている貢献度の評価です。
であれば、大学の価値判断ができます。Goto

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