大相撲九州場所優勝占い、今回は間違いなしだ?
さぁ、今年も最後の本場所、大相撲九州場所が今日から始まる。
私の恒例「幕内優勝力士占い」である。読者の皆さんはこの“名物企画”を楽しみにしておられるようだが、残念ながら、いや、誇らしくも(?)当たったためしがない。何度も止めると申したのですが・・・・
外れるたびに「オマエのまただね」と笑われる。どうやら私は、的中より“ハズレ芸”で人気らしい。ちょっと複雑な心境である。
先場所は、小結・安青錦の優勝だと占った。結果は大の里の優勝。横綱対決という正統派決着で、私の奇をてらった予想は見事に空振り。でも、安青錦は11勝で、優勝戦線に踏み止まったのです。まぁ、これも味ということで、大目に見てほしい。
さて九州場所。占う前に二つほど気になる話題を。
まずは高市首相。ガラスの天井を打ち破った日本初の女性宰相だが、内閣総理大臣杯を誰が授与するのか——「土俵の女人禁制」を掲げる相撲協会はどうする? この問題、朝日新聞がまた張り切っている。だが私は、首相ご本人がそんなことで波風を立てるお人ではないと思う。世の中、もっとやるべき課題山ほどある。
もうひとつはロンドン興行。久々の海外巡業は大成功だったようだが、慣れぬ遠征で体調を崩す力士もいそうだ。競馬の馬と政治家の顔色、そして力士の肌艶は、勝敗を占う三大要素。海外興行が吉と出るか、凶とでるか?ここは見通せない要因になる。
で、占う。順当にいけば両横綱のどちらかだろう。だがそれでは芸がない。両横綱にはロンドン興行の影響が出るのではと思う。ここはあえて一捻りする。ロンドン場所を休場し、股関節を治療しながらじっくり稽古を積んだと聞く大関・琴櫻を推したい。そろそろ“お坊ちゃん”から脱皮して、真の大関らしい責任感を見せてほしい。だが、まだ決めきれぬ。
番付を眺めると、関脇・王鵬が目を引く。祖父はあの大鵬。大鵬の孫が優勝すれば感慨深いが、今場所はまず大関取りの足固めと見る。伯桜鵬も応援したいが、まだ力が熟していない。
結局、私はまたしても安青錦を推す。ロンドンでも誰よりも稽古したという。ウクライナ出身、レスリング仕込みの低い姿勢、前へ出る相撲。22歳の若さとハングリー精神がある。関脇昇進は歴代最速、幕内に上がってから連続11勝。
祖国の苦境を思えば、土俵で勝ちたいという気迫が違う。どちらかの横綱を破り、優勝決定戦に持ち込んでの優勝。優勝力士は関脇・安青錦だ。
今度こそ当たる……はずだ。
まぁ、ハズレてもご愛嬌。
占いは当たるも八卦、当たらぬも八卦だ。大相撲はやっぱり面白い。
あなたもテレビ桟敷で、安青錦を応援して下さい。Goto


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